霊泉幼稚園

おめでとう、恵まれた方

   (ルカによる福音書128)

 12月です。さあ、いよいよクリスマスが近づいてきました。すみれ・たんぽぽ組で行うページェント(イエスの誕生物語)の歌が聞こえてきます。日本の年中行事として定着したクリスマス。町中でクリスマスツリーを見かけたりすると、なんだかうれしくなると思います。ところで、クリスマスはなんでおめでとうなのでしょうか?

絵画などで有名なマリアの受胎告知の場面からとられたのが、今月の聖書の言葉です。マリアの前に突如として天使が現れ「おめでとう、恵まれた方」と語りかけます。天使はマリアに男の子(イエス様)を妊娠していると告げます。この時マリアはヨセフというフィアンセはいましたが、まだ結婚していません。フィアンセの知らないうちに妊娠したことは現代でも大変なことです。当時の社会ではあってはならないことと考えられており、その一事で殺されることもあり得たくらいです。マリアはこの天使のあいさつに戸惑った、と聖書には記されています。自分の身に何が起こるのかと不安になり、恐れたのだと思います。この知らせの、何がめでたいのでしょうか?何が恵みなのでしょうか?

しかし、この天使の不可思議なあいさつにこそクリスマスの大切な意味があるのです。この後、マリアはフィアンセのヨセフに受け入れられます。宿をとることはできませんでしたが、なんとか馬小屋をあてがってもらい、無事に赤ちゃん(イエス様)を産むことができました。困難な目に遭わされたようにも見えてしまうマリアですが、この困難の中で、神さまがマリアをしっかり守っていたことが明らかになるのです。

困難な現実の中にあっても、神さまの愛はたしかにある。このことを私たちに教えてくれるのがクリスマスの出来事です。だから、クリスマスはおめでとうなのです。

記:園長 山田原野

 

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